インプラント 矯正の新しい企画
結果としてコストにはねかえるのは避けられません。
ただ、ついでに申し上げておきますが、この場合「現場無視で勝手なことをいわれても困る」と感情的に反発するだけでは溝が深くなってしまいます。
具体的にどう困るのか、データを示し、コスト計算上これこれの損になる、と根拠を明確にして、相手を納得させるのでなければ、問題解決になりません。
べクトル揃えの際に、可能なかぎり具体的なデータをもとに摺り合わせ、調整をはかっていく心構えを忘れないように。
ある精密機械部品メーカーの例で、ごく一般的なベクトル揃えの方法を示しておきましょう。
参考までに、この会社の経営方針は「自社製品をつくろう」「得意先の要望を100パーセント満たそう」というものです。
これを某年度の重点方針に置き換えたものが、次の4点でした。
「品質要求を充分に満足させる」「部品の管理」「月商1億円の達成」「関係者による即時協議、即時解決」きて、その方針のもとで各部門の部課長が当面の目標を立て、それを突き合わせたのである。
本当のところ、この一覧表のフォーマットは完壁とはいいかねます。
部長レベルと課長レベルの目標にもっと段差をつけて突き合わせる形にしたらどうか。
とくに課長レベルの”目標“の中に”方策“といったほうが適切な内容が混じっているのを事前調整したらどうか。
まあ、そんなわたしは、この一覧表を作成する意味は、それぞれの”考え”を突き合わせ、食い違いがあるなら、そのまま矛盾を明確にするというところにあると考えるからです。
矛盾の解決法は、ただコミュニケーションあるのみです。
それぞれの事情を、腹を割って話し合い、要望を語り合い、経営方針のもとで一致できるところを探るしかありません。
ただ、先ほどもいったように、おたがいデータを持ち寄っての協議をすることです。
ベクトルが揃うのは、双方の意思の疎通がはかられたときです。
その際に、一覧表ができていると話し合いの前提が整っているということで、建設的な協議ができます。
もっとも、そこに”時の氏神”が存在すると、協議がスムーズに運ぶことになります。
そこに方針管理担当者の存在意義があります。
繰り返しますが、この一覧表は、これもまた、30人規模でも同じです。
いや30人くらいだから皆何もかもわかっていると思うのが間違いです。
むしろ30人くらいの規模の方が、管理者同士がわかりあっていないことが多いので、必要、かつ効果が大きいのです。
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